ドローンって実際に飛ばしてみると思っていたより難しい。
自宅練習で上達するにはどうしたらいいかな。
自宅で練習するならマイクロドローンがおすすめです。
安定感のないドローンだからこそ練習にはぴったりです。
マイクロドローンは高価なドローンに比べて軽量化するために機能が制限されています。
・上下左右にフラつくので操作が難しい。
・ちょっとの操作で大きく動いてしまう。
・強く壁にぶつかると壊れそうで怖い。
飛行が不安定なマイクロドローンは、腕を磨くのにぴったりのドローンです。
今回はドローンインストラクターの資格を持ち、スクールで生徒さんに教える立場の私がドローンを自宅で練習する効果的な方法をお話していきます。
飛ばし方に入る前に、ドローンってどうやって飛んでるんだろう…?
小中学生の自由研究にも役立つ、大人も知らない飛行の仕組みを解説しています。
「周囲に自慢できるドローン飛行の仕組み!」これを知って周囲に自慢しましょう。
自宅練習でマイクロドローンの飛行練習を始める前のチェック項目5つ!
さっそく飛行練習に入っていきましょう。
マイクロドローンは軽いとはいえプロペラの回転はかなりのものです。
自宅で練習する場合にまずチェックしてほしいのは
- マイクロドローンが衝突して壊れるような障害物がないかチェック!
- 操作ミスで部屋から飛び出していくような窓が空いていないか!
- プロペラガードをマイクロドローンにセットして機体と周囲の安全を確保しているか
- マイクロドローンとはいえ闇雲に飛ばそうとしないことが上達の早道!
- 暮らしの中にマイクロドローンの練習を取り入れると練習にもリズムが生まれる!
①部屋にマイクロドローンが衝突して壊れるような障害物がないかチェック!
部屋に障害物が多いとドローンが衝突しやすく故障の原因にもなります。
まずは飛ばすスペースを広く確保して練習しましょう。慣れてきたら障害物を避けながら飛ばすのも楽しく感じるようになります。
②操作ミスで部屋から飛び出していくような窓が空いていないか!
窓が空いていると少しの操作ミスでドローンが外に飛んで行ってしまうことがあります。
空を飛んでいるものは必ずいつかは落下しますので、操作ミスで事故を誘発することがないように窓はきちんと閉めておきましょう。
③プロペラガードをマイクロドローンにセットして機体と周囲の安全を確保しているか
プロペラは高速で回転するので危険です。
実際に人の目にあたって大怪我をした事例もあります。
ではプロペラガードをきちんとつけていないとどうなるでしょうか。
- プロペラが直接が目に当たって傷つけた
- 自分に向かって飛んできたのでびっくりして怪我した
- カーテンに当たって破れてしまった
室内で飛ばす上でプロペラガードはとても重要です。
人も自分も怪我しないように安全に飛ばすのがドローンの基本です。
④マイクロドローンとはいえ闇雲に飛ばそうとしないことが上達の早道!
ドローンは闇雲に飛ばしても上達しません。
ちゃんと目標を持ってその位置へ飛ばすことが必要です。
マイクロドローンはおもちゃみたいなのでついつい遊び感覚で飛ばしがちですが、マイクロドローンこそ飛行練習にぴったり。
自由に飛ばすことはとても楽しいですが、飛行技術が身につかないばかりか雑なプロポの操作が癖になってしまいます。
サインマットには、基本技術はもちろんレベルの高い飛行のために欠かせないノウハウが詰まっています。
練習での使い方については入校後にきちんと案内しますね。
短い期間でも飛行技術が身につくスグレモノです。
一度試してみたいな、そう思われる方はぜひ一度飛行体験へいらしてください。
有資格者、16歳未満、同業者の参加はご遠慮ください。今すぐ参加を希望する
⑤暮らしの中にマイクロドローンの練習を取り入れると練習にもリズムが生まれる!
上手になりたいのなら有効な時間の使い方がポイントです。
毎日時間やバッテリーの本数を決めて同じ時間に取り組むことで1日のリズムをつくります。
- 時間を決め毎日のルーティンにする
- 苦手な点を練習して克服する
- 1日に使用するバッテリー本数を決める
当たり前のようにドローンに毎日少し取り組む方がまとめて長時間練習するよりスキルアップが早くなります。
毎日歯磨きをしたりご飯を食べることと同じように考えてみるといいでしょう。
ドローンの操作は指が自然に動くようになるまで毎日短い時間でも手に馴染ませるのがおすすめです。
直感的に操作できるようになるまで反復練習しましょう。
ドローンはいろんな楽しみ方があります。
周囲の人たちがどんな風にドローンを活用しているかを「ドローンの楽しみ方12選!」でご紹介しています。
ドローンの基本操作を覚えよう!2本のスティックでだけで自由自在に飛行します!
ドローンは2本のスティックだけで自由に飛行させることができます。
いくつかの操作モードがありますが、ここでは世界標準的なモード2についてご説明しますね。
前後・左右の移動を「右スティック」で操作します。
て左スティックは旋回・上昇・下降の3次元的移動の時だけ使用します。
- 直感的に操作できる。
- 飛行機やヘリコプターの操縦方法に近い。
- 海外製のドローンにはモード2しかないものもある。
コンピューターゲームの十字キーと同じように片方のスティックで上下左右の動きを指示する感覚によく似ています。
ゲームが好きな方ならすぐに操作に馴染めます。
正しい練習を重ねればどんどん飛行技術が身につきます。
自宅にいながら上達できるマイクロドローンのシンプルな練習法5つ!
ドローン飛行の基本は何だと思いますか。
一言でいいます。
基本はホバリングです。
ホバリングとは飛行中、一定の場所に止まっておくこと。
空中でドローンを安定した状態でキープさせるホバリングはドローン飛行の上で重要な技術なので時間をかけてしっかり身につけましょう。
- 離陸
- ホバリング
- 左右移動
- 前後移動
- ホバリング、回転してホバリング
- 着陸
この5つがうまく操作できるようになると第一段階はクリアです。飛行の基本なのでしっかり習得してください。
特にマイクロドローンは、思い通りに操るのが難しいので最初は少し苦労しますが、その苦労を超えたときがまさに上達した時です。
特にホバリングはドローン操縦の基礎になるのでマイクロドローンでしっかり身につけましょう。
①離陸は一気に!でもスロットルの強過ぎに注意して!
離陸時はスロットを強く操作しすぎると一気に高くまで上昇してしまいますので急上昇させて目線の高さで止めるように手元を調整します。
強くスロット操作をしすぎると天井に当たってしまうことがありますよ。
1回目の飛行で壊れた!とならないように手の力を抜いて柔らかい操作を心がけましょう。
②ホバリングは操縦の基本!マイクロドローンを同じ高さに維持しましょう!
ホバリングのコツは目線の高さくらいの位置に一定させることです。
室内で練習する場合の多くはマイクロドローンになるので右、左と動き最初は安定しません。
安定して同じ場所にとどまっていられるようになるまで機体をコントロールしましょう。
壁に目標の的を貼っておくといいですね。ホバリングは大切な操作なので頑張って体に覚えさせてください。
目標になる印があるだけで技術は格段と進歩します。
③左右移動もふらつくのがマイクロドローン!ゆっくりと確実に動かすのが基本!
機体が安定し始めたら次のステップに進みましょう。
- 高さを維持したまま右へ1M移動、その場でホバリング。
- 中央の目印を通過して左へ移動、その場でホバリング。
図のように壁に貼った目印の左右に別の目印を貼って左右にも目標点を作って大きくそれないように飛行させましょう。
地味な反復練習ですが、これができないとドローンの資格は取得できません。
大切なポイントなので押さえておいてください。
実はこの飛行方法は、国家資格の実地試験にも採用されています。
基本をしっかり身につけておくと試験も楽に合格することができます。
④前後移動
目線を自分から見た飛行方向に向けた前後移動の操作は割と簡単です。
上から見た図ですがモード1のプロポでは
自分に向かってくる動きと自分から遠ざかっていく動きの感覚をつかみます。
最初は進行方向を自分から見た方向に、それが安定してできるようになったらドローンの目線を自分に向けて操作してみましょう。
最初は自分に向かってくるのでドキッとしますがすぐに慣れます。慣れたらドローンの目線を右横にしたり左横に向けたりして前後の移動練習を行いましょう。
図を見ながらプロポを操作している自分の姿を頭の中でイメージしてみてください。
⑤回転してからホバリング!慣れるまで自分もドローン目線に体を向けてもOK!
左右移動してホバリングに慣れてきたら、次は直感的な飛行技術を養う練習です。
図のように左のスロットを動かしてしてドローンを右へ向けます。
ドローン目線から見て前に飛行させ右の地点で止まってホバリングさせてみてください。
自分が壁を向いているのにドローンは右向き。ちょっと変な感覚になります。
操縦者がスロットを前に動かしているのにドローンは右へ飛んでいく(°д°)
最初は違和感があります。
まずはドローンが右へ向いたら自分も右を向いて操作すると感覚がつかみやすくなります。
今度はホバリングした右の地点で180度回転させ、ゆっくりもとの場所へ移動させホバリングさせてください。
この練習はバッテリーがなくなるまで続けましょう。
機種にもよりますが10分弱は練習できると思います。
ドローンの正面に自分の目がついている感覚を養うコツ!
自分が空を飛んでいる感覚を味わえる「FPV飛行」に必須な重要テクニックが身につきます。
⑥着陸はゆっくりと!
着陸は離陸と違ってゆっくりと床に近づけます。
スロットを柔らかく操作してそっと下降させて着陸させます。
ホバリングの効果的な練習には飛行が不安定なマイクロドローンがおすすめです。
不安定なドローンを安定して操れるようになってこそ大きなドローンをより安全に操作できるようになるからです。
練習用のマイクロドローンは5,000円くらいから手に入るのでご自宅でスキルを磨きましょう。
ここでは基本の操縦方法をお伝えしましたが、ドローンスクールでは空撮に欠かせない多くのテクニックを学ぶことができます。
いろんな専門用語がわからない…。そんなときには【ドローン用語完全版】知っておきたい基本用語辞典!をご覧ください。
まとめ:ドローン飛行練習!自宅で完全習得するコツ6つ!
今回は初心者の方が自宅で飛行技術を身につけるための基本練習をお話してきました。
- 離陸
- ホバリング
- 左右移動
- 前後移動
- ホバリング、回転してホバリング
- 着陸
基本とはいえとても大事な技術です。
高価なドローンは勝手にホバリングしてくれる機能がついているものが多いですが、万一のトラブルで自動操作ができなくなった時にもしっかりと操れる技術を持っておくといつでも安心して飛ばすことができます。
自動車で言うところの「かもしれない運転」と同じですね。
自宅で楽しく飛行練習して記憶に残る映像を取りに出かけましょう。
スクールではさらに難しい、きれいな空撮のためにに欠かせない飛行をお話していきますね。
スカイファイト神戸では飛行技術と航空法の知識を身につけて国内を自由に飛ばせるカリキュラムをご用意しています。
無料体験もできるのでよかったら参加してみてください。