知らないとコワイ航空法。
いろんな規制がたくさんあって、いつのまにか航空法違反で罰則にかかってしまいそうです。
飛行日誌もそのひとつ、2022年12月の航空法改正により、飛行日誌の作成・携行・保管が義務化されました。
作成と保管はわかりますが、携行も義務って、飛行するときは持っておかないといけないってことなんですね。
飛行日誌の記載義務は、いちいちエクセルに入力するとかなり面倒な上に、携行しないといけない法律があり、多くのドローンパイロットを悩ませています。
今回は、エクセルを使わなくてもOK! ドローンパイロットの負担を大幅に減らすツール『FwriteDown(フライトダウン)』をご紹介します。
まだ飛行の許可が取れていない方は2024年最新版|ドローン DIPS2.0を徹底攻略!【包括申請を取得する方法】を参考にしてください。
ドローンの飛行日誌で記録義務がある3つの項目とは?
ドローンを特定飛行させる時には、飛行日誌を記載しなければなりません。
実は飛行させた記録だけでなく、飛行前に点検記録を行い、記載・保管する義務があります。
- 飛行記録
- 日常点検記録
- 点検整備記録
簡単にご紹介しましょう。
飛行記録
航空法改正直後は、パイロットがドローンを飛行させた時に「1飛行ごと」に記録することが義務付けられていました。
当初はフライトしてドローンが戻ってくる度に記録が義務でしたが、現在はさらに改正されました。
電源のON、OFFに関係なく、同じ場所の飛行ならまとめて1飛行として記載することができます。
ドローンの進化で、飛行時間が長くなったことも影響していると思いますが、正直なところ結構面倒でしたね。
日常点検記録
日常点検記録は、飛行させる前に行う点検のことです。
外観の損傷、プロペラの破損など基本に関する9項目について行うもので、損傷がある場合は、対応した詳細を記載して記録に残します。
(例)プロペラ破損していた → プロペラの交換を行った。
簡単なチェックですが、安全のためには必要な点検ですので、毎回行って記録に残しましょう。
点検整備記録
飛行20時間ごとに定期点検を行う義務があります。
もともと20時間ごとにプロペラを交換する習慣がある人も多いので、慣れている人はそれほど違和感はないと思いますが、安全のためにチェックが義務づけられました。
自分で行う場合、メーカーでへ点検を依頼する場合や、改造の内容を記録しておきます。
改造を行った場合は、日付や内容を記載して残しましょう。
飛行日誌は100g以上のドローンを「特定飛行」させる時のみ義務です。
それ以外のケースでは「推奨」とされているので、記録しなくても大丈夫です。
特定飛行ってどんな飛行?
知らない人、もう一度確認したい人は、ドローンの「簡易カテゴリー判定」ってなに?【DIPS2.0】からご確認ください。
FwriteDown(フライトダウン)のホームページから登録する
これまでご紹介した3つの義務を、まとめて処理できるアプリがFwriteDown(フライトダウン)で、PCからも、スマホからも同じ操作ができます。
FwriteDown(フライトダウン)はドローンパイロットが悩む3つの義務を解決してくれます。
- 簡単に飛行・整備記録を入力できる
- 飛行記録・整備点検記録を一元管理できる。
- いつでもデータを把握できる。
紙で記録に残すなんて面倒だな、と思っていた作業がメールアドレスさえあれば簡単に登録が完了し、すぐに使いこなすことができるので、FwriteDown(フライトダウン)利用までの手順をご紹介していきます。
ページにアクセスしたら少し下へスクロールすると、スタンダードプランが表示され、月額料金無料と表示されていることを確認してください。
会員登録をクリックします。
メールアドレスを入力して「送信」をクリック。
表示に従って入力したアドレスにメールが届いているか確認しましょう。
赤枠をクリックすると登録内容を入力するページが表示されますので、必要事項を入力すれば、登録完了です。
必要事項については簡単なので省略しますね。
ログインすると使用できるようになります。
「飛行日誌の作成・閲覧」をクリックします。
飛行させるドローンをFwriteDown(フライトダウン)に登録する
飛行日誌を作成する機体の新規登録を行います。
機体は10機まで無料で登録できるので、新しく購入した場合は忘れずに登録しておきましょう。
空白部分は「機体認証」の入力枠なので、現在は記入の必要はありません。
続いてパイロットの登録を行います。
以下の画面から入力していきます。
民間資格をお持ちの場合は「操縦者技能証明」のボタンは「なし」を選択して「登録する」をクリック」します。
これで機体とパイロットの登録が完了しました。
それでは飛行前点検を行っていきましょう。簡単なのでびっくりしますよ♪
面倒なエクセル不要!ドローンの飛行前点検と飛行記録を登録する方法
本来は、国土交通省から用意されたエクセルのファイルに、ひとつずつ手入力を行いますが、FwriteDown(フライトダウン)を使えば、必要な項目にチェックするだけで、自動的に国土交通省のフォーマットと同じファイルが出来上がります。
登録が終わってMFwriteDown(フライトダウン)に入力する準備ができたら、まずは飛行前点検を行ってみましょう。
登録したドローンが赤枠の中に記載されています。
赤枠の下の「飛行記録・日常点検記録の作成」をクリックします。
点検日の日付を選択します。
点検時に異常や交換したものがあれば記載します。
異常の方をチェックすると、自動的に手入力する枠が表示されます。対応した内容を記録しておきましょう。
異常がなければ、正常のチェックのままで大丈夫です。
飛行目的、離陸場所、着陸場所、離陸時間、着陸時間など、必要箇所に入力して「記録する」をクリックします。
この部分が飛行記録になるので、ドローンのONからOFFまでを、1分単位に記録することになります。
点検項目はあらかじめ用意されているので、質問に答えるようなイメージで進めていけば完了します。
次は登録した内容がどのように表示されるか見ていきましょう。
【超簡単!】登録したドローンの飛行日誌を確認する方法
飛行日誌の確認方法は、とても簡単です。
先ほど質問に答えた内容がそのまま反映され、きちんとしたファイルに出来上がります。
私も最初、びっくりしました。あっという間に完成します。
さっそく登録した飛行日誌を確認してみましょう。
赤枠の「飛行記録・日常点検記録の閲覧」をクリックします。
確認したい日付をカレンダーから選択します。
カレンダーから日付を選ぶと勝手に表示させてくれます。
ちょっとしたことですが、ナイスです♪
過去の記録もみたい場合は日付をさかのぼって選択してください。
「発行記録をPDF出力」をクリックします。
さっき登録した飛行記録が表示されているのがわかります。
「日常点検記録をPDF出力」をクリックすると以下の表が自動的に作成されます。
プロペラの項目に手を加えた記録も残されていますね。
フライトダウンは、項目を選択していく作業だけで、必要なファイルが自動的に作成されるので便利ですね。
データで保存され、スマホからも見ることができるので、ドローンの飛行時には、スマホがあれば大丈夫です。
同じ要領で「点検整備記録」も行っていきましょう。
飛行日誌にFwriteDown(フライトダウン)を使うメリット5つ
FwriteDown(フライトダウン)にはたくさんのメリットがあります。
飛行日誌の記録義務と罰則が発表された時には、たくさんのドローンパイロットを悩ませましたが、ここへきて便利なツールが登場し、しかも無料というから驚きです。
エクセルやファイル作成の知識がなくても大丈夫
FwriteDown(フライトダウン)は、PCの知識は不要です。
国土交通省のホームページから、エクセルの雛形へのリンクが貼られていますが、FwriteDown(フライトダウン)を使えば、エクセルなんて必要ありません。
誰でも操作できるのは、大きなメリットです。
スマホでも管理ができる
スマホからも、PCと同じ操作ができるので、出先の操作も簡単です。
データは一箇所で共有されているので、飛行時にスマホで保存していれば、帰ってからPCで確認することができます。
場所を選ばずに操作できるので、ドローンパイロットにとっては大きなメリットがあります。
持ち運びしなくてもいい
航空法で定められた中に「記録を携行する義務」がありました。
FwriteDown(フライトダウン)なら、スマホの中にデータが保管され、指定日や、指定期間を抽出することができるので、もし提示を求められても、すぐに手のひらで見せることができます。
飛行させる度に、わざわざ紙の資料を持っていく必要がありません。
パイロットの数は10名で機体は10機まで登録できる
パイロットの数と機体の数は双方10まで登録できます。
法人の場合でも、パイロット10名、ドローン10機の登録を必要とするのは、大きな会社のみ。個人なら、困らずにずっと使えるでしょう。
これだけの便利なツールが全て無料で使える
これだけのメリットがあって『無料』は驚きです。
いろんなブログやYouTube、国土交通省のホームページさえも、これだけ実践的に使えるものは、今の所見当たりません。
このままずっと無料であり続けるように祈っています。
ドローンの飛行日誌の悩みが一気に解決するツール【FwriteDown(フライトダウン)】
ドローンの飛行日誌を簡単に残せて、自動的にファイル化してくれる、無料のツール「FwriteDown(フライトダウン)」についてお話してきました。
エクセルに手入力する手間もいらないのでいいですね。わざわざ記録したものを持ち歩かなくてもいいので便利です。
多くのドローンパイロットが、頭をかかえる、飛行記録をここまで簡単にしてくれる「Paix Avi合同会社」には、多くのパイロットが感謝することになるでしょう。
- エクセルやファイル作成の知識がなくても大丈夫
- スマホでも管理ができる
- 記録を持ち運びしなくてもいい
- パイロットの数は10名で機体は10機まで登録できる
- これだけの便利なツールが全て無料で使える
スカイファイト神戸で学んだ方には、フライトダウンの設定方法、活用方法やをはじめ、初心者に役立つ色々なテーマで情報を発信しています。
まずは、体験してみたいという方はぜひご応募ください。
あなたの生活リズムにぴったりのプランを一緒に考えさせていただきます。
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