機体の登録、飛行許可承認申請が終わったら実際の飛行に向けて準備しましょう。
飛行させたい場所の管理者に事前に許可を取ってから作業を進めます。
土地の管理者、地方自治体、警察、海上保安庁など飛行する場所や離着陸する場所によっても違うので調べておきましょう。

旧FISSは、航空法が改正され「飛行計画通報」に呼び方が変更されました。
他の無人航空機と情報を共有する仕組みですので活用して安全に飛行させましょう。
自分が飛行しようとしている日程、時間に近くの場所で他の誰かが無人航空機を飛ばしているかがわかることで用心することができ危険を回避することもできます。
こちらの記事でご紹介しているのは、旧FISSです。現在は、新しいDIPS2.0から行う必要があります。
ドローン飛行計画の通報は義務【DIPS2.0】30万円の罰則アリ!でわかりやすく解説しています。
- 飛行許可申請と同じ情報でログインする
- 飛行場所を登録する
- 飛行日程を登録する
- 飛行ルールを登録する
登録にはそれほど時間はかかりませんが、ページの表示がとにかく遅いので時間の余裕を持って行うことをお勧めします。
飛行の日が近づいてくると不安だな〜。
そんな方は不安を解消する方法「フライトチェックリスト」をご覧ください。
プロのパイロットや整備士なども安全な飛行のためにフライトチェックリストを使っています。



DJIのフライトチェックリストをスカイファイト神戸流にアレンジしました。
私も使っています。
国家資格の概要が少しずつ明らかになってきましたね。
ドローン国家資格!講習はどう変わる?国のライセンスは本当に必要か?
国家資格か民間資格か?お悩みの方はこちらを参考にしてください。
飛行許可承認申請と同じ情報でログインする


ドローン情報基盤システムのHPを開いて、DIPSに飛行許可承認申請を行なったIDとパスワードでログインすることで機体の情報を引き継いでくれます。
右側の飛行許可申請(DIPS)のIDでログインはこちら をクリックします。


飛行許可申請(DIPS)で使用したIDとパスワードを入力し「同意して連携」をクリックします。


「飛行計画登録」をクリックします。


紙飛行機のマークが表示され各地でドローンが飛行していることがわかります。





飛行機のマークをクリックすると詳しい飛行状況が確認できます。
自分の近くを飛んでいるドローンもわかるので安心ですね。


ピンク部分はDID地区、グリーンは空港周辺、赤は空港を意味します。


FISSのページは全て表示されるまでにとても時間がかかります。



今後はDIPSとFISSがシステム統合するという話があります。多くの人が問題視されているので早く改善されるといいですね。
FISSはドローンパイロットの義務ですが飛行直前までに登録できればOKとされています。
出先でスマホ登録しようとすると電波状況によっては不可能な場合もあるので事前に登録しておきましょう。
まだ飛行場所すら決まってない方には簡単に場所を探せる方法があります。
ドローンを飛ばせる場所を探すコツ!簡単な3ステップで悩みを解消! きっとお役に立つはずです。
飛行場所を登録する
飛行情報を登録していきましょう。画面左の「+」をクリックしてください。


事前に飛行先の許可を取っておいた場所へ地図を移動します。



飛行予定エリアを3つの範囲設定から選んで指定してくださいね。





思いがけない事故を防ぐために必要な知識! GPSを過信しないために知っておきたい7つの原因とは? 読んでおくとためになる記事です。


飛行日程を登録する
次に飛行日程等を登録していきましょう。
一番上の「高度」はご存知の通り航空法で定められた150m未満で登録します。今回は100mで登録しました。


右の「日時」枠内をクリックするとカレンダーが表示されるので飛行する日付を選びます。


日付を選ぶと表示が時計に変わります。
飛行する時間を選んで「はい」をクリックしてください。


操縦者名と機体情報をプルダウンから確認してください。
複数の機体を登録している場合は今回飛行する機体を選んでください。


飛行ルールを登録する
最後に飛行ルールを設定します。
- 今回の場合目視内飛行をせず「目視外で飛行するので」→「いいえ」
- 危険物は輸送しないので →「いいえ」
- 物を投下しないので →「いいえ」
- 30mの距離を保てるので →「はい」
- 催し場所の上空は飛行しないので →「いいえ」
- 法令等に則った手続きが完了しているので →「はい」
飛行ルールは国土交通省(DIPS)から下りた飛行許可申請に基づいて設定します。
今回の場合は目視外の許可が下りたことを前提としています。
6つの項目にチェックを入れたら下部の「飛行状況へ」をクリックします。


飛行状況・ルールと周辺情報のページが表示されるのできちんと確認しておきましょう。


違反すると罰則がありますね。
FISSの登録で近隣を飛行する他の機体を把握して安全飛行を行うようにしましょう。
確認したら「はい」をクリックします。


FISS(飛行計画)の登録が完了しました。





お疲れ様でした。
ページが重たいことを除けばFISSは機体登録や飛行許可申請よりも簡単に完了しますね。
まとめ:ドローン飛行前の義務【FISS】の登録は難しい? それが意外と簡単です!


FISS(ドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能))はドローンパイロットの義務になりました。
飛行する際には必ず登録が必要です。
- 飛行許可申請と同じ情報でログインする
- 飛行場所を登録する
- 飛行日程を登録する
- 飛行ルールを登録する
航空法は空の安全を守るための法律であることを把握した上で、飛行が決まったら事前に登録しておきましょう。



面倒な申請や登録を除けばドローンはとても楽しいです!
機体登録から飛行許可申請、FISSの登録までスクール生に丁寧にサポートしますのでご安心ください。