ドローン以外にも色々必要なものがあるんですか?結構お金がかかりますね。
それほど高価なものはありません。安心して飛ばすためには必要なものばかりです。
アクセサリーと言いますが「飾り」ではなく、実際に飛行に活用する大切な道具です。
ここでは、ドローン初心者の方に向けて、必須のアクセサリー10選と、あったら便利な6選に分けてご紹介していきます。
これから海・山・川へ飛行の予定があるよ、という人は、こちらの記事を参考にしてください。
ドローンを海・山・川で飛ばすための注意点【航空法+⚪︎⚪︎法とは】
失敗しないドローンのアクセサリー選び【重要な順序で解説】
ドローン飛行には何が必要…。最初はわからなくて、フライトの時に困ってしまうことがあります。
次回の飛行までに買っておこう、それでもOKですが、必要なアクセサリがないと、せっかくのフライトが不完全燃焼になってしまいます。
不要なものを買わないように、ドローンフライトに重要度の高い順に解説していきます。
空撮映像をしっかり保存する「Micro SDカード」
まだ初心者だから、安くてそこそこの容量があればいい…。
そう思っていませんか?
ドローンによっては、最初は認識したけどすぐにダメになったり、撮影した動画がカクカクしたりすることがあり、改めて購入することもしばしばです。
私も数枚失敗しました。でもこのディスクならエラーもなく安心して使えます。
せっかく撮影した動画を失ってしまうことがないよう、信頼できるMicro SDカードを備えておきましょう。
ドローンの機体によって、Micro SDカードの使用できる容量が限られている場合があるので、機体のスペックを確認してから購入しましょう。
風速計は安全のための貴重なアクセサリー
航空法では、基本的に「5m/s以上の風がある場合は飛行させてはいけない」とあります。
風速がわからない状態でのドローン飛行は、とても危険です。
数十メートル上空は、地表よりも強い風が吹いています。
感覚だけを頼りに飛行しないように、数値の根拠を知っておくと安心です。
私が使っているものは安くても重宝しています。
1,000円台から購入できるので、ひとつ持っておきましょう。
双眼鏡
目視外飛行には必須の双眼鏡。
補助者に使ってもらう物だけに、性能が良い方が気持ちよく付き合ってもらうことができますね。
双眼鏡は被写体との距離を考えて選ぶのがベスト! 選び方を間違えると視界が極端に狭くなったり、見づらくなります。
双眼鏡を変えてから、補助者の役目が楽しくなりました。
意外と知らない双眼鏡の性能。倍率、ひとみ径、アイレリーフ…。目視外飛行のときにドローンを見失わないように適切な双眼鏡を持っておきましょう。
ドローン飛行に必須!失敗しない双眼鏡選び【倍率・機能性を比較】
ランディングパッド
ランディングパッドは、あまり重要視されない存在ですが、ドローンを守るために、持っておきたいグッズのひとつです。
比較的、海での飛行が多いドローン。離発着に砂場や雑草の生えた場所を選択する場合がありますね。
高速で回転するプロペラは、砂を風で吹き飛ばしたり、雑草に当たったりすることがあり、ドローンを痛めてしまうことがあります。
ランディングパッドは他にもメリットがあります。私は2枚を使い分けています。
大きなサイズの方が、ドローンが余裕を持って離着陸できるので、使い勝手がいいですね。
大きいサイズでも小さくコンパクトになり、専用の袋も付いていますし、風で飛ばされそうな場所では「ペグ付き」で固定することができます。
写真のランディングパッドは、199gのmini2に使用しています。
折りたたみ式で適度な重量があり、風に飛ばされないタイプです。
NICE IDEA!! :経験豊富なパイロットさんに教えていただきました。
地面が固かったり、ペグが刺さらない場所では「U字環(シャックル)」を穴に通すと重しの代わりとして使えます。これは便利ですね。
ランディングパッドは地味な存在ですが、ドローンを守るためにも大切な役目を果たしてくれます。
フライトチェックリスト
フライトチェックリストは、ドローン飛行の安全を確保するためにも大切です。
実際に飛行機のパイロットも、フライトで使用されているほどです。
航空法が改正され、飛行前点検が義務付けられましたが、細かいチェックが不足している部分もあります。
DJIを参考にして作成したフライトチェックリスト、よかったら参考にしてみてください。
屋外で安心して飛ばしたいなら使うべき! 事故を防ぐドローンのフライトチェックリスト!
安心して飛行を楽しむための、保険と思って試してみてください。
予備のプロペラ
プロペラの破損はドローンにとって命取りになりかねないので、飛行時には、必ず持参しましょう。
プロペラの模様や、設置の形状に注意して、誤った取り付けを行わないように注意が必要です。
予備のバッテリー
ドローン飛行に予備のバッテリーは不可欠です。
ドローンが戻ってくる時間を考えて、30分の表記なら、21分くらいで考えましょう。
DJIのドローンなら、プロポのアラームで教えてくれます。
万一、戻ってくるためのバッテリーがなくなれば、墜落させてしまうことがあるので気をつけてください。
スペック表に記載されている飛行時間の70%が実際の飛行時間の目安ですね。
偏光サングラス
意外と役に立つのがサングラスです。
ドローン飛行は空を長時間見つめるため、天候の良い日は特に目が焼けたり、疲れ目の原因になります。
釣りやゴルフなどにも使えて、度付きも購入できます。
一般のサングラスと何が違うんですか?
偏光レンズは、自分が見ている対象物から、直線的に入ってくる光だけを通して、余計な反射光や紫外線などをカットして、必要な光だけを通すため、クリアな視界が確保できます。
プロペラガード
プロペラガードを付けて飛行させる人は少ないですが、初心者の頃には付けておいた方が良いと思います。
なぜなら
- 壁に衝突してドローンを墜落させてしまった。
- プロペラを触ってケガをしてしまった。
- 飛行許可を取る時にプロペラガードの装着が義務付けられることがある。
最近の機種なら、プロペラガードの取り付けはワンタッチです。
- mini3pro
- Air2S
- Phantom4
- Mini2
- Mavic3
プロペラガードはドローンの大切なプロペラを守ってくれるパーツです。脱着に時間はかからないので、初心者の方は、購入しておくことをおすすめします。
安全対策グッズ
ドローンを安全に飛行させるために、あったらいいなと思うのが「安全対策グッズ」です。
ドローン飛行で警察へ通報されるのは珍しくありません。
でも、これらのグッズがあると、きちんと許可を得ている証明にもなるため、市民から警察への通報が減るのは間違いありません。
安全対策をしていると、市民からの通報は減る傾向があります。
私の場合ですが、毎回事前連絡を入れているせいか、今のところ警察が来たことはありません。
飛行許可を取るために連絡しますが、警察署や海上保安庁は、ドローンの対応に慣れてきた気がします。
県警へ連絡しておくと、管轄の警察署へ一報入れてくれることが多いので、事前連絡はぜひやっておきましょう。
ドローンフライトを後押しする!【あると便利なアクセサリー6選】
ドローン空撮には、他にも便利な周辺ツールがあります。
ここでは、録画した後のデータ整理、気温によって必要なものなど、あったら便利なアクセサリーをご紹介します。
ポータブルHD
空撮した映像は、かなりのデータ容量が必要です。
PCに全て保存していると、動きが遅くなったりすることがあるため、専用のポータブルHDにまとめておくと便利です。
ポータブルHDって、壊れるとデータが飛んでしまうでしょ。
確かにその通りですね。ポータブルHDが不安な場合はミラーリング機能があるHDがベストです。
ミラーリング機能は、HDに2つのディスクがあるイメージで、保存したデータを同時にバックアップしてくれるものです。
万一1つのディスクが破損しても、もうひとつが残っているから安心です。
ドローンの長時間飛行を支えるポータブル電源
ドローンの長時間飛行を支えてくれるのが、ポータブル電源です。
家電で使用する100Vのコンセントも差し込めたり、幅広いタイプのUSBに対応している機種もあります。
冷蔵庫や扇風機、パソコンにも使用でき、大容量のものなら、ドライヤー、電子レンジなど、消費電力の高い生活家電にも使用できます。
モバイルバッテリーとは全然違いますね。
ポータブル電源は、容量が大きいため、たくさんの用途があります。
- バッテリーの充電
- キャンプ時の電源確保
- 災害時の生活家電供給
それほど重量もないため、車での移動なら苦にならないので、アウトドア好きの方なら、1台持っておくと便利に使えます。
ポータブル電源はたくさんの種類があって選ぶのに迷っているなら、こちらの記事を参考にしてください。
ドローンフライトの不安を解消するポータブル電源8選【お手軽から大容量まで】
NDフィルター(レンズフィルター)
映像レベルをより高いものにしたいと思うようになったら、NDフィルターを使用すると良いでしょう。
ドローンのレンズは、F値が2.8、DJI社のMini3Proでは「1.7」とかなり明るく設定されています。
暗いところでも、できるだけ明るく映るように、レンズを明るめにしてくれています。
多くのドローンは、明るさの値であるF値が固定されているため、あまり天候が良すぎると、逆に白トビする場合が出てきます。
NDフィルターは、人で言うサングラスのようなものです。
乱反射する波を、キレイに透明感のある海にしたりする効果もあるため、テクニックのひとつとして活用してみてください。
地上撮影用ジンバル
映像を編集するとき、空撮の映像ばかりでは、今ひとつ作品に仕上がりにくいことがあります。
最近のスマホは、非常に優れているので、編集するデータとして十分活用できます。
地上からの静止画や、ちょっとした動画も編集の中に加えると、編集に説得力が増してきます。
TVや映画もずっと空撮ばかりだとドラマにならないですね。
最近では、スマホの手ブレを防ぐ「スマホにセットする地上撮影用のジンバル」が発売されています。
ドローン撮影をされている方なら、もはや説明の必要がない、スマホのジンバルを使えば、手ブレもなく、さらにいい作品に仕上がります。
帽子・日焼け止め
日差しが強い時には、帽子や日焼け止めも携帯しておくと良いでしょう。
熱中症予防や過度な日焼けによる体力の現象を防ぐことができます。
使い捨てカイロ・クーラーボックス
真冬の気温は、バッテリーの大敵です。
バッテリーは寒さに弱いため、ドローンの性能を著しく低減させたり、バッテリー持ち時間も、目に見えて短くなります。
クーラーボックスに入れて、使い捨てカイロを入れ、バッテリーを温めながらドローン飛行を行うことも、気温によっては必要です。
まとめ|ドローンフライトに必須!間違いのないアクセサリー選び
今回は、ドローンフライトに欠かせないアクセサリーについてお話してきました。
確かにドローンさえあれば飛行はできますが、より安全性を高めるためには、アクセサリーは必要です。
最初に屋外でフライトするときには、とても勇気が必要なので、少しでも安心できる要素があると、肩の力も抜けてリラックスした飛行ができることでしょう。
航空法を遵守して、安全なフライトを重ね、経験値をどんどん上げてステップアップしていきましょう。