1年間有効の包括申請は、切れる前に必ずDIPS2.0から更新作業を行うのがおすすめです。
期限が切れるとまた最初から申請しないといけないのでとても面倒ですし、航空法違反になることがあります。
- 簡易カテゴリー判定
- 飛行概要の入力
- 機体・操縦者情報の登録
- 追加基準で画像の挿入
- 資格証の添付
- 保険情報の入力
飛行許可書がない状態で特定飛行を行うと、航空法の中でも重い「一年以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられるので『忘れてた』ではすみません。
必ず期限が来る前に、余裕を持って更新を行いましょう。
有効期限が切れる前に包括申請の更新を行う
包括申請の更新は、有効期限の約2ヶ月前から行うことができます。
期限の2ヶ月前になったらDIPS2.0を確認してみましょう。
DIPS2.0にログインする
ご自身のIDとパスワードでログインします。
「飛行許可・承認申請へ」をクリックします。
更新申請をクリックします。
更新をクリックします。
この画面が表示されたら「はい」をクリックします。
更新申請内容を入力する
包括申請ですので「はい」にチェックを入れて、開始日を記入します。
申請には10開庁日が必要でしたね。
ご自身が加入されている保険会社名、商品名、補償金額を入力します。
次に受け取る許可書の形式を選択します。
スマホにも保管できるので私は電子許可書にしています。
紙の許可書にすると郵送代がかかってしまいます。
次のいずれかの飛行を行う場合は「包括申請」ではなく「個別申請」を行なってください。というメッセージが表示されます。
- DID地区の夜間目視外飛行
- 夜間の目視外飛行
- 補助者を配置しない目視外飛行
該当しない場合は「はい」をクリックします。
これで更新の申請は完了です。
入力した内容を確認する
入力した内容に間違いがなければ、左下にチェックを入れて「申請する」をクリックします。
それぞれのテキストをクリックすると詳細の内容を見ることができます。
お疲れ様でした。
最初から包括申請を行うことを考えればとても楽な作業です。
ご自身の有効期限を確認して、2ヶ月前になったらDIPS2.0をチェックしておきましょう。
申請後は処理状況を確認する
包括申請の更新作業が終わったら、進んでいくステータスを日々確認しましょう。
トップページの「飛行許可・承認申請へ」をクリックして「申請者一覧」から確認できます。
申請直後は「審査中」になっています。
補正指示が出た場合は、内容を確認して速やかに修正して再申請を行いましょう。
2024年の4月までは「審査待ち」→「審査中」→「許可書発行待ち」→「許可書発行済」と順にステータスが変わっていましたが、2024年の5月頃から、表示の変更があったようです。(大阪航空局確認済み)
手続き状況の表示が、審査中からいきなり「許可書発行済」になるかもしれないので、日々チェックしてみてください。
まとめ|包括許可が切れていると特定飛行はできません
包括申請は、とても便利な許可書です。
- 目視外飛行
- 人または物件から30m以内の飛行
- DID地区上空の飛行
- 夜間飛行
許可書が切れている状態は、日中にDID地区ではない場所で目視内飛行しかできない状態です。
それ以外の飛行を行うと航空法違反で、「一年以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられる重い罪であることを改めて認識しておきましょう。