ドローンは国家資格になりましたね。
物流や点検、測量やエンターテイメントなど、これからの企業や社会にとって新しい分野を広げるための重要な役割を担います。
ドローンの資格を取ったらどんなメリットがあるのかな?
お金をかける価値があったら取ってもいいか…。
ドローンはこれから幅広い活躍の場が広がっていきます。
国が後押しする成長産業のひとつなので、興味があれば資格の取得をおすすめしたいですね。
ドローンインストラクターの資格を持ち、スクールで生徒さんに教える立場の私が、ドローン資格取得についてメリットとデメリットを解説していきます。
この記事を読むと
・ドローンの資格を取るメリットがわかる。
・ドローンが使われている業種がわかる。
・ドローンの資格を取りたい人の悩みがわかる。
今回の記事を参考にして資格の取得の判断にご利用ください。
ドローン資格を取得するメリット4つ!【年々進化し続けている】
ドローンの資格を取るとどうなるのか?
まずはメリットから説明していきましょう。
- ドローンは国家資格になった
- 国家資格は高い技術の証明になり信用度が高まる。
- 飛ばせる場所が広がる。
- 仕事が獲得しやすくなる。
- 就職、転職に有利。
- ドローンの市場はますます伸び続ける。
①ドローンは国家資格になった
民間資格から国家資格に格上げされるということは、他の資格と同じように国に認められたことを意味します。
- 弁護士
- 医師
- 税理士
- 行政書士
- 一級建築士
- 薬剤師
ドローンの資格を持っているってすごいことになってきましたね。多くの人に影響を与えるドローンは国からの期待を背負っていることがわかります。
②高い技術の証明になり信用度が高まる
国土交通省は経済産業省や民間企業と協力しながら、宅配便のドローン化を進めています。
本格的に実施する計画のもと、「レジャー」から「ビジネス」へのシフトチェンジが進められています。
宅配が始まると多くの人が思うのは
・ドローン同士がぶつかることはないか
・飛行機とぶつかることはないか
・そもそもドローンを見ずに飛ばせるか
そう思うのも当然ですね。
でも大丈夫です。
・飛行機とぶつからない高さでとばす
・衝突を避ける察知機能を搭載
・飛行ルート、高さをプログラミングする
そうすることで安全にドローンを飛ばす技術が出来上がっています。
あとは有能なパイロットが必要なわけですね。
そのために
国土交通省が認めた団体で資格を取得し高い飛行技術と正しい知識を持ったドローンパイロットの育成が求められています。
表のように2022年から人口密度の高い地域への荷物配送が展開される予定が組まれており、実証実験が繰り返されています。
ドローンの資格を取得することは高い飛行技術の証明になり、信用度が高まります。
スクールに入ることで技術と知識が効率よく取得できるから関心がある人にとっては遠回りしなくて済むのでお得です。
③飛ばせる場所が広がる
資格を取れば国土交通省からの信頼があると担保できます。
これまでドローンを飛ばす場所探しに苦労していた悩みが一瞬にして解決できてしまうんです。
例えば
飛ばせる場所を見つけて管理者へ連絡。資格があると伝えると、信用してすぐにOKしてくれた。
近隣、旅行先に関わらず資格は効き目がありますので自信をもって交渉してください。管理者から見ても資格は信頼に値します。
無免許運転の人に自分の車は貸せないですよね。
資格を持っていればDID地区でも飛行を許可される確率が上がります。
国土交通省への飛行申請は必要ですが、1年間いつでも有効な申請方法もあるので上手く活用しましょう。
④仕事が獲得しやすくなる
資格を取得したときにもらえる「ライセンスカード」は効果があります。
例えば空撮業務でクライアントに聞かれるのは
・ドローンで空撮した仕事の経験。
・どこのスクールに通っていたか。
・ドローンの飛行時間はどれくらいか。
このあたりです。
もし受注が初めてならライセンスを見せて安心していただきましょう。
これから経験を積めば話せるテーマもどんどん広がり、クライアントを安心させることができるはずです。
⑤就職、転職に有利
国家資格なので履歴書に堂々と記載することができます。
特にドローンは認定される若い国家資格なので所有している人はごくわずかでしょう。
企業の面接官からは
- 新しいものに取り組む前向きな姿勢。
- 先見の明がある。
- 能力を伸ばすための自分への投資。
これらを評価されるでしょう。
就職、転職先がドローンの技術を求めている会社なら採用の確率は間違いなく上がりますね。
ドローンが活用される業種を参考までに記載しておきます。
物流 | 農業 | 警備 | 観光 | 医療 |
保険 | 建設 | イベント | 林業 | タクシー |
撮影 | 水産 | 測量 | 消防 | ブライダル |
さらに物流の項目の中には
- 宅配
- AED輸送
- 緊急物資輸送
- 孤立地帯への物資輸送
があり、特に災害などで孤立した地域への物資はすぐにでも役に立つものがあります。
就職、転職をお考えなら上記の業種をあたってみるのもひとつの方法です。
⑥ドローンの市場はますます伸び続ける
ドローンの市場はこれからも伸び続けると予想されています。
2021年の市場規模は1930億円、2020年の1410億円から約27%の520億円増加しています。
特にサービス分野においては、600億円から約40%増の990億円で最も大きな伸びを示しています。
さらに2025年には2021年のさらに2倍を超える4050億円の見込みとなっています。
細かく言えば、特に橋梁、鉄塔、発電施設、ビル、船舶など従来人による点検が困難だった設備点検への活用が広がっています。
今後インフラがさらに整備されていくにつれ、機体業界、バッテリー、カメラをはじめとした多くの周辺機器メーカーの参入
へ広がっていくでしょう。
ここまでの説明で「資格を取りたい!」と思った方。まずは無料体験に来ませんか?
ドローンに関する疑問を一緒に解決しましょう。
当スクールは「スカイファイト」。国土交通省認定の管理団体です。
そもそもドローンはどうして話題になっている?
TVでドローンによる美しい映像を見ない日はありませんね。
華やかで楽しいイメージが先行しているドローンですがレジャーから救助に至るまでの幅広い活躍があるからこそ多くの企業が出資し未来への道を明るく照らそうとしています。
- ドローンの活躍している分野!たくさんある中から絞り込んだ16項目!
- 実際に注目されているドローンの映像を紹介!
- ドローンが人命救助の一躍を担う!消防庁が次々とドローンを導入!
TVや映画の映像だけでなく、商品の無人配送、建物の点検、地形や斜面などの3D測量、土木工事の測量、都市開発や災害時の被害調査、気象観測、山岳や海難での避難者捜索などドローンに携わる人も把握しきれないほど多様な用途で生かされています。
日本郵便もドローンの配送化に向けてうごいているみたいですね。
うちにも運んでくる時が早く来るといいな。
プログラミングによる自動飛行やFPV飛行などパイロットの目が行き届かないところへ無人で飛行できるのが魅力ですね。
周辺のビジネスにも市場が高まってきそうです。可能性がありますね。
ドローンの活躍している分野!たくさんある中から絞り込んだ16項目!
- 東京オリンピック開会式
- 警備
- 農薬の散布、スマート農業
- 被災地の状況確認
- 海難救助
- 山岳救助
- 消防
- 医薬品、物資の輸送
- ソーラーパネルや屋根の点検
- 橋梁、トンネル、道路の点検
- 測量
- 地方創生のPR(村おこし、町おこし)
- テレビのロケ
- 映画の撮影
- プロモーションビデオ
- 結婚式・新婚旅行
東京オリンピックは素晴らしかったですね。オリンピックのマークから立体的に輝く地球まで、プログラミングされたドローン1824台をたった一人で制御したというから驚きです。
そうしたエンターテイメント性の高いものもあれば点検など人が簡単に行けない場所に使われたり、海難救助など従来のヘリコプターでは速度がありすぎて要救助者が確認できないデメリットを解消してくれるものがあります。
実際に注目されているドローンの映像を紹介!
多くの分野で活躍が期待されているドローンは実際に行われているもの、実現化に向けて動いているものがあります。
小さな機体が世の中を変える未来が目の前に来ているのがわかりますね。
コンビニ商品をドローンが配達
ドローンで救助活動
ソーラーパネルの点検
ブドウ栽培の改革
長野県伊那市では「空飛ぶデリバリーサービス構築事業」としてドローンによる商品配達を行うサービスを2020年8月より行い買い物が困難な世帯の支援、買い物支援の担い手不足解消の問題解決を行っています。
ドローンはこれからますます広がっていきそうですね。
空を飛ぶタクシーやドローンバイクなども実用化にむかっています。
まだお見せすることはできませんが、スカイファイトでは「ドローンバイク」の開発が行われており現在の販売額は約2,000万円といった想定です。
普及が始まれば200万円台で販売できるのではないかという見込みです。
空を飛ぶバイク、とても楽しみですね。
空は渋滞がない上にくねくねした道もないので最短距離で目的地に到着することができます。
ドローンが人命救助の一躍を担う!消防庁が次々とドローンを導入!
京都市消防局においては,大規模災害発生時等において,俯瞰による情報収集活動を容易にするとともに,通常災害においても,消防職員等が立ち入ることが困難な地域,場所の情報収集活動を充実させるために消防用ドローンを導入しました。
具体的には,建物火災や林野火災での延焼状況や火の粉の飛散,残火状況の確認,水難救助事故現場や山岳救助事故現場における負傷者や要救助者の捜索などに活用します。
引用:京都市消防局
赤外線技術による映像を確認し、火災発生地点をいち早く特定することで救助に役立てようという動きがあり、要救助者の捜索時間も短縮して多くの人命を救うためにドローンが大きな役割を担っています。
とても実用性がありますね。救助が少しでも早ければ助かる人も多くなります。
ドローンは宅配、運送、レジャー、ビジネス、救助、エンターテイメントなど幅広い分野で活躍しています。
ドローン資格の取得について知りたい! よくある質問7つ!
ドローンのブームがきてるな!そういう雰囲気がありますね。
波に乗って資格をとろうかな、どうしようかなと悩んで知る方も結構います。
実際にドローンを飛ばし、スクール運営の中で皆さんからよく尋ねられる質問についてまとめてみましたので参考にしてください。
- ドローンの資格にはどういう種類がありますか?
-
2022年12月の航空法改正後は一等資格と二等資格になる予定です。
一等資格:第三者のいる上空を飛ばせる。
二等資格:それ以外の地域で飛ばせる。ドローンは二級資格でも仕事に十分対応できます。
もっとも高度な飛行で、宅配、運送などに使われる「有人地帯における補助者なし目視外飛行」を目指すなら一級の資格取得が求められています。(2022年1月現在で一級取得ができるスクールはありません。) - 今ドローンの民間資格を取っても法改正後にはまた試験を受けないといけませんか?
-
ドローンスクールなど国の指定期間で試験に合格していれば、法改正後の試験の一部が免除される予定です。現状は実技、筆記ともに各講習団体(ドローンスクール)で行われています。
国土交通省によると、今回の法改正では、第三者のいる上空を飛ばせる1等と、それ以外の地域を飛ばせる2等の二つの国家資格の資格に区分する。国の指定機関で学科と実地の試験に合格した16歳以上であれば取得できる。資格は3年更新で、ドローンスクールなど民間の登録機関での講習を受ければ、試験の一部を免除できる仕組みもつくる。
引用:朝日新聞デジタル - 国家資格だから実技や筆記試験はありますか?
-
2022年12月から実技は現状通り各講習団体(ドローンスクール)で、筆記試験は国内の指定された場所で試験が行われる予定です。
筆記試験に合格すると資格証が交付されます。 - ドローンの資格って何歳から取れますか。
-
現状は国家資格ではないので各スクールによって異なりますが、2022年12月の航空法改正後は一等資格、二等資格ともに16歳からの取得に統一される予定です。
生まれ月によっては高校入学してすぐに資格が取れる人もいます。在学中に国家資格が取れるなんていいですね。
- スクールでの飛行時間はどれくらいですか?
-
スクールによってまちまちです。ですが卒業後にドローンを飛ばすために国土交通省へ飛行申請を行う場合は10時間以上の飛行が基準になるので10時間以上飛ばせるスクールがおすすめです。
スカイファイト神戸では優れたコスパで10時間飛行ができるプログラムをご用意しています。 - 知識を得るための授業はどれくらいの時間ですか?
-
スクールにもよりますが座学はおおむね5時間前後だと思います。もちろんしっかりと復習する必要があります。eラーニング形式による自宅で学ぶコースが用意されているスクールもあるので探してみてください。何度も復習できるのでおすすめです。スカイファイト神戸ではeラーニングのコースも用意しています。
- ドローンはいくらくらいで買えますか?
-
ホビー用ならカメラや楽しい機能が付いていても4,000円くらいから、本格的に使用するための産業用ドローンは(農薬散布等)は200,000円〜2,000,000円くらいまで幅が広いです。
DJI社のドローンなら高性能で映像品質の高い機種が100,000円前後で手に入ります。
皆さんいろいろお悩みですね。
すでに詳しい方も多いので驚いています。
まとめ:ドローン資格は取得したほうがいい?取得しなくていい?
今回はドローンの資格のメリット、資格を取得しなくてもいい理由についてお話してきました。
現状は少ないですが今後の広がりによってはもっとたくさんのメリットがでてくるかもしれません。
- 2022年12月からドローンは国家資格になる。
- 高い技術の証明になり信用度が高まる。
- 飛ばせる場所が広がる。
- 飛行申請の項目が省略される。
- 仕事が獲得しやすくなる。
- 就職、転職に有利。
- ドローンの市場はますます伸び続ける。
ドローンの資格を取得しなくてもいい理由3つ!
・ドローンに魅力を感じない。
・楽しく遊ぶ程度なので資格がなくてもいい。
・映像を編集して共有する相手がいない。
・取得しなくても細々と飛ばせるのでそのレベルで十分。
そもそも興味がなければ資格を取る必要はありませんが、ドローンが私たちの生活に近づいてきているのは間違いありません。
興味が湧いてきたな!という方はこちらから覗いてみてださい。
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