ドローン国家資格 12月まで待つか、民間資格を先に取るか?【航空法改正】

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国家資格の開始時期が国土交通省より発表されました。

インストラクターまい

2022年12月5日、いよいよドローンの国家資格制度が始まりますね。

資格を取得するタイミングによって講習に費やす時間も費用も大きく変わります。
ドローンの資格を考えている方にはとても貴重な内容ですので最後までしっかり読んで参考にしてください。

ドローンは国家資格まで待つ? 民間資格を先に取る?
  • 民間資格を先に取得するメリット、デメリット
  • 国家資格まで待つメリット、デメリット

今回は多くの方が対象になる二等資格を中心に、迷われている方へ向けて情報をまとめましたので参考にしてください。

10月27日、国土交通省から新たな発表がありました。

ドローン国家資格|気になる費用がいよいよ発表!【実地試験3項目】

この記事は、国土交通省管理団体ドローンネット所属 「スカイファイト神戸」インストラクターが解説していきます。

目次

そもそもドローンが国家資格になる理由は?【国家が掲げた空の産業革命】

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2017年5月に空の産業革命に向けたロードマップ「小型無人機の安全な利活用のための技術開発と環境整備」が取りまとめられました。

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5年も前から2020年代に有人地帯の目視外飛行を想定した実証実験が行われ都市の物流も計画に入っています。

2022年には有人地帯の目視外飛行、空の物流へ向けて動いています。

空の安全を守るために国が準備を進めていることは、

国が準備していること
  • ドローン免許制度の整備
  • ドローンスクールを登録講習機関として定める準備
  • 自動車のようなドローン試験場の設立

国土交通省を中心に空の物流開始に向けて動いている中、信頼できるドローンパイロットの育成が課題となっています。

今ドローン資格を取るなら「民間資格」を先に取得した方がメリットが大きい!

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実は民間資格を先に取ることの方がメリットは大きいです。

インストラクターまい

講習時間の減免もそのひとつですね。費用面でも考慮されそうです。

民間資格を先に取るといくつかの優遇措置が用意されています。

民間資格を先に取るとどんなメリットがあるのか? そうした疑問を解決していきます。

民間資格を先にとるメリットとは
  • 先にドローンの飛行経験を積むことができ知識と技術の経験値が上がる!
  • 民間資格を取った後に国家資格を取るか取らないか考えればOK!
  • 国家資格を追加受講する時は「経験者」の証明になり講習時間が短縮される!
  • 民間資格の後に国家資格を追加受講する方が講習費用は安くなると予想!
民間資格を先にとるデメリットとは
  • 国家資格のときに、改めて実地試験を受ける必要がある!

まずは民間資格を先に取るメリットとデメリットをご紹介していきます。

先にドローンの飛行経験を積むことができ知識と技術の経験値が上がる

ドローンの民間資格を先に取得すると早く飛行経験を積むことができるメリットがあります。

インストラクターまい

飛行経験もそうですが、機体の登録、飛行許可の取り方や飛行の事前準備、屋外での飛行などドローンに必要な経験値を上げることができますね。

経験を積むことで技術も向上するので先にドローンに触れるのもいい選択です。

国家資格はまだ始まっていないため、2022年12月5日までは民間資格のみ取得することができます。

民間資格を取った後に国家資格を取るか取らないか考えればOK!

民間資格の更新は3年に1回なので、その間にどうするかを決めればOKです。

インストラクターまい

ドローンスクールを卒業すれば国家資格で言う「二等資格」と同じ飛行ができます。

民間資格は権威性が無いだけで飛行できる条件は同じです。

さらに国家資格は手元の映像を見ながら飛行させる「目視外飛行」が通常の講習に含まれていません。
別の講習をオプションで加える「限定解除」の項目が必要になるそうです。(オプション料金は未定)

一方現在のドローンスクールは目視外飛行の講習が含まれており資格取得後は経験値として飛行許可申請の書類にも役立ちます。

ドローンの魅力は目視外飛行なのでそうした意味でも民間資格の取得は価値があると言えるでしょう。

国家資格を追加受講する時は「経験者」の証明になり講習時間が短縮される!

ドローンスクールを卒業した後、しばらく考えてから「経験者」としてドローンスクールへ再入校する方法です。

インストラクターまい

経験者なら約7時間ほど追加受講すればOKになる様です。初学者の場合は22時間以上が想定されているので随分短くて済みますね。

現在のドローンスクールが12時間講習なので、経験者優遇措置の7時間を加えると「合計19時間」です。

国家資格になると初学者は22時間以上と言われているので少なくとも3時間以上の短縮ができるわけです。

管理団体では、現在国家資格後の教育カリキュラムを策定中なので受講料金の設定はまだ発表されていません。
金額的にお得になるかは明確ではありませんが、時間の優遇性はあることは明らかにされています。

民間資格の後に国家資格を追加受講する方が講習費用は安くなると予想!

国家資格後の受講費用や試験の費用は公表されていないためはっきりとお答えすることができません。

インストラクターまい

受講時間数が10時間以上長くなるので現在の民間資格料金よりかなり高くなるのは間違いないですね。

ネットに書かれているウワサを参考に金額を出して見ました。ここはご自身の見解でご覧いただければと思います。

こちらは現在のスカイファイトの民間資格と今後の国家資格を並べてみたものです。

講習時間費用(国家資格は予測)
A 現在 民間資格12時間150,000円
B 国家資格(経験者)7時間120,000円
C 国家資格(初学者)22時間400,000円
ドローン国家資格の講習費用予想

ネットの口コミで二等資格の初学者は300,000円〜500,000円と書かれていますので間を取って400,000円としました。

40代男性

国家資格になると初学者は結構高くなりますね。先に民間資格取る方が安いって不思議….。

二等資格の初学者の講習費用(C)が本当に400,000円になるなら、先に民間資格(A)を取ってから経験者として国家資格(B)を取った方が明らかにお得ですね。270,000円で同じ免許が取れる計算になります。

先行してドローンの民間資格を取った方への優遇措置として「経験者とみなす時間の優遇」と「講習金額の優遇」の2つが用意されているのでしょう。

ちなみに一等資格の費用予測は700,000円〜100万円とネットには書かれています。

参考までにご覧いただければ幸いです。

【デメリット】国家資格のときに、改めて実地試験を受ける必要がある!

国家資格取得には改めて実地試験が必要です。

40代男性

民間資格を取る時にもドローンスクールで試験するなら合計2回受けないといけないんですか?

インストラクターまい

国家資格(二等資格)の実地試験は難しくないですが、減点の基準が厳しいです。

国家資格になると飛行実地試験の内容が大きく変わるので、改めて国が定めた基準の実地試験を受けていただく必要があります。

ドローンスクールを卒業していれば実地試験はもう受けなくてもいいのは国家資格がスタートしてからの制度なので注意してください。

逆に考えれば、国家資格スタート後もドローンスクールで合格すればOKなので気分的には楽ですね。
あとは試験場で「筆記試験」に合格すれば国家資格がもらえます。

国家試験など、もっと詳しく知りたい場合はドローン国家資格!講習はどう変わる?国のライセンスは本当に必要か?をご覧になってください。

民間資格は取らずにドローンの国家資格化まで待つ!【メリットとデメリット!】

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国家資格まで待つ場合もメリットとデメリットがあります。

普通に考えてみると2回も入校すると費用も余分にかかりそうですし、1回の入校で学科も飛行技術も身につくので手っ取り早い気がします。

インストラクターまい

学ぶ場所はどちらもドローンスクール なので直接ご相談するのがいいですね。

現在発表されている内容をもとにご説明していきます。

民間資格を取らずに12月の国家資格まで待つメリットとは?
  • 1回の入校で知識と技術の講習が完了する
  • 国家資格まで免許の取得を待てば実地試験は1回で済む
12月の国家資格まで待つデメリットとは?
  • 国家資格が始まる12月まで入校を待たなければならない
  • ドローンの講習時間が増え資格取得のハードルが上がる

1回の入校で知識と技術の講習が完了する

国家資格まで待つ理由のひとつに「面倒くさい」がありますね。

40代男性

一度卒業したのにまた入校しないといけないって、出戻りみたいでちょっと…。

民間資格を取るために学んだのに国家資格の時にまた同じようなことを学ぶ講習があるかもしれません。

国家資格を待って1回の入校で済ませる方が効率が良いというメリットがあります。

国家資格まで免許の取得を待てば実地試験は1回で済む

民間資格でも飛行のテストがあるので、国家資格まで待てば実地試験は1回ですみます。

40代男性

1回で済むなら確かに楽ですね。テストってどうも苦手です。

緊張しやすい人にとっては実地試験の回数が少ない方がいいですね。

国が決めた安全基準を満たすための試験で自動車教習所でいう「卒検」を受けて合格する必要があります。

【デメリット1】国家資格が始まる12月まで入校を待たなければならない

国家資格のスタートは12月5日、それまでは日本中どこでも取得することはできません。

40代男性

それまで入校を待たなきゃいけないんですね。

ドローンの話題性を考えると国家資格後に受講者の混雑が予想されます。

入校してから講習時間が22時間必要なため講習時間もかかる上、免許の取得、資格証の発行までに結構時間がかかると言われています。

国家資格まで待つ場合は免許の取得までに時間がかかることを予め想定しておきましょう。

【デメリット2】ドローンの講習時間が増え資格取得のハードルが上がる!

国家資格後は講習時間の増加とともにこれまで以上に学ぶ項目が増えます。

インストラクターまい

民間取得の講習時間は12時間、国家資格は22時間以上なのでその差は10時間以上です。

講習のために自分の時間を割かなければなりません。忙しい方にはちょっと辛いですね。

国土交通省から発表されている学科試験の教則を見ていると結構細かい項目が多いので学ぶ内容も深そうです。

国家資格後の取得は時間も内容もハードルが上がることを理解しておきましょう。

理屈よりまずは飛ばしてみたい方は現役インストラクターが語るマイクロドローン飛行練習!自宅で完全習得するコツ!を参考にしてみてください。

ドローンの資格があると何ができる?【ドローンの素朴な疑問】

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結論から言えば2022年10月現在、ドローンは資格がなくても飛ばせます。

しかし6月の航空法改正により飛行に関する規制が厳しくなりました。
航空法、小型無人機等飛行禁止法、道路交通法、民法、電波法、地方条例などの知識が不可欠になり、航空法違反には1年以下の懲役または50万円以下の罰金という厳しい罰則が待っています。

例えば航空法違反と電波法違反なら2つの罰則が課せられることになります。

インストラクターまい

事故をしないために飛行技術と知識をしっかり身に付けないといけなくなりましたね。

では頑張って資格を取得したら何ができるようになるでしょうか。初心者にもできるドローン飛行の活用方法を3つご紹介していきます。

資格を取得したらできること
  • 近くの海、山で飛行許可を申請して空撮する!
  • 屋根点検などの仕事で使う!
  • 旅行先や家族、友人とのキャンプで空撮する!

ドローンは仕事から遊びまで幅広く使えます。楽しく飛行させて資格所有者にしかできない記録を残していきましょう。

近くの海、山で飛行許可を申請して空撮する

海や山は第三者や物件(車、家)が少ないので比較的飛行許可が降りやすい場所です。

離発着場所が道路の場合は警察署への連絡が必要ですが、海岸から離発着できるのなら不要です。

インストラクターまい

海の上なので海上保安庁には連絡してくださいね。

海や山の上であっても「ドローンの離発着場所がDID地区」の場合は飛行許可が降りない場合があるので注意してください。

ただし、国土交通省の許可が不要な「包括申請」を申請して許可が下りればDID地区でも飛行できるようになります。

そのため必要なものは

飛行許可のために必要なもの
  1. ドローンスクール を卒業したことを意味する資格証
  2. 10時間の飛行証明書
  3. 飛行させるドローンの登録

ドローンスクールを卒業すれば①と②がもらえます。

インストラクターまい

国土交通省の飛行許可を取るために必要なので大切に保管してください。

飛行申請には

・飛行の度に申請する「個別申請」
・1年間日本全国飛ばせる「包括申請」

がありますが、包括申請が降りれば毎回飛行の度に国土交通省へ書類を提出する必要がなくなるのでとても楽です。ドローンスクールの卒業証明と10時間の飛行署名書を持って包括申請を手に入れましょう。

包括申請を手にいれる3ステップをまとめていますのでよかったら参考にしてください。
「包括申請」を手に入れる方法!【シリーズ1|準備・機体情報登録編】

最近では家族で遊べるドローンパークもあります。バーベキューやバギー、ドッグランを併設した所もあるのでご自身の地域で探してみてください。

屋根や壁面など屋外点検の仕事で使う!

ドローンによる屋根点検は利用する人が多くなりました。

インストラクターまい

施工業者さんもドローンを便利に使っているんですね。実際にスクール生の中にもいらっしゃいます。

ドローンは足場を組んだり、専門の職人さんが危険を侵して屋根に上らなくても屋根の破損が手軽に確認できるのでコストの削減にもつながっています。

ほとんどの場合、目視内で空撮できるので強風の時を避けて電線に注意すればそれほど難易度は高くありません。

ドローンは画質が良くて安価なものから販売されているので数回点検すればすぐに元は取れます。

老朽化だけでなく、台風や大雨のあとにも屋根の状態が確認できるので、施工業者さんならクライアントさんへのサービスとしても使えば次の依頼がくる確率もアップするでしょう。

家族や友人とのキャンプで記念の映像を残せる!

キャンプの様子をSNSやYouTubeにアップしている映像をよく見かけますね。

人物のアップ映像からゆっくりとドローンが下がってどんどん広大な景色が広がっていく様子を撮影したいと思う方も多いことでしょう。

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キャンプ場で飛行ができるか予約する時に電話で確認しましょう。
人が多くてキャンプ場がNGなら近くに飛ばせる場所がないか聞いてみてください。

最近はドローンユーザーも多いのでキャンプ場の人も詳しい方がいることが多いそうです。

インストラクターまい

カヌーなどキャンプ場から離れた場所で飛行する時、国有林などに指定されている場合は地域の市役所に訪ねてみましょう。

書類の提出やFAXでの送付を求められる場合もありますが、経験上、ドローン資格があれば了承いただけることがほとんどです。

ルールを守って安全に飛行させ特別な記録を残しましょう。

まとめ|ドローン国家資格。12月まで待つか、民間資格を先に取るか?

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いかがでしたか?

国家資格まで待つか、民間資格を先に取るか、参考になったでしょうか。

結論から言えば時間的にも金銭的にも民間資格を先に取得してから12月の国家資格を取得した方がお得です。

ある程度の経験を積んでから1年間の包括申請(DID地区、第三者・物件30m以内の飛行、夜間飛行)を国土交通省に申請して承認されれば国土交通省から許可をもらっている証明になるので1年間は国土交通省への許可申請は不要になり、管轄の警察、土地の所有者の許可があれば飛行させることができます。

警察署によっては、飛行場所、日程、時間と飛行証明書の提出を要請される場合がありますが自信を持って提出しましょう。

インストラクターまい

書類があると第三者から通報があった時に警察署で情報を共有してくれるので安心して飛行できます。

国家資格になるとビジネスチャンスの広がりも予想されます。
周囲より早くドローンに取り組めば人よりも早くチャンスが訪れることでしょう。

ドローンの資格を取るなら スカイファイト神戸(国土交通省認定の管理団体 ドローンネット所属)

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